どこからともなくメールがやってきて、自分のIPアドレスがそのメールに添付されて、あたかも情報を知られているかのような錯覚に陥ります。 そして、その不安を逆手に取って、「支払いがなければプロバイダに情報開示を要求することが出来る」などと記載されている。 このようなメールは携帯やパソコンに出回っています。 実は、ホームページを閲覧するだけで、OSやＩＰアドレスなどのパソコンの情報が、サーバーに記録されます。しかし、ＩＰアドレスから契約しているプロバイダ情報を特定することは可能ですが、しかしそれ以上の個人情報が漏れることはありません。 裁判所や警察の要請が無い限り、プロバイダがサーバー運営者などに情報を開示することはありません。 つまり、ホームページを見ただけで住所や氏名、連絡先が流出することはないのです。 もし、このようなメールが届いても、メールによる身に覚えの無い請求は決して返信することなく、無視するようにして下さい。 ＩＰアドレス…ネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られた識別番号。 いわば住所のようなもの。インターネットに接続する際にプロバイダから割り当てられる。